2007/7/15 御殿場市市民会館ホール
宮城道雄作曲
筝本手 中田久美子
筝替手 金津千重子
最初にタイトルを聞いたとき、プールや海に出没する変質者をイメージした。自分の知性の程度が露呈してしまったのだが。
水が流れ、様がうつろい変化する「変態」を曲にした。
明治42年のころの高等小学校の読本には、「水の変態」というのが、あったらしい。
弟がその読本を読んでいるのを聞いた宮城道雄は、14歳にて作曲したという。
天才だわな・・。
琴二面を用いた今回のステージは、とんでもない迫力で演奏された。
洋楽で、ドラムのソロで、観客が拍手をして盛り上げたりしているが、それぐらいやってもいいんじゃない?と思ってしまった。
お琴の演奏というと、優雅とか、静かとか、ゆったりという一般のイメージを持ちやすいが、そんなものふっ飛んでしまう。
専門的なテクニックや技量の良し悪しは語れる立場ではないが、非常に楽しめる曲。
ただ・・下手な人がこれをひくと、きっと曲にはなっても、面白みはないんだろうなあ・・と思える曲だ。
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