2011年4月10日日曜日

重音会 第20回筝曲演奏会

2011/4/9 日本橋公会堂(日本橋劇場)で行われた、宮城会の金津千恵子大師範が主宰される重音会の演奏会(発表会)を聞かせていただいた。

この種の演奏会(発表会)は、重音会に限らず、会の主宰者が指導している弟子、生徒の発表が時間の大半を占める。12:00開演で終了は19:00近かったが、最初は小学生や、大学のクラブ(筝曲、三曲、尺八など)の学生の演奏、発表でプロの演奏ではない。
客層も、親兄弟、親類縁者、友人などで、「演奏」として注目すべきことがあるかというと、そういうわけではない。
しかしプログラム、会の最後の2,3曲は、会の主宰者自身と賛助出演のプロ達の、威信をかけた素晴らしい演奏が聴けることが多く、いわば、その最後の2,3曲を目的に行く。

そりゃあ、若いお嬢さんの着物姿の筝曲や三味線を、別の方向性で鑑賞?したい向きをあるだろうが、下手な演奏だと、聞いているとおかしくなる。ことに自分のような素人だと、ちゃんとした演奏だけを聞くようにしないと、「いい音」「いい演奏」というのが、わからないままになる。

今回も時間を見計らって行ったのだが、予想外の事態。何かのトラブルなんだろうか、プログラムの順番が入れ替わっていて、かなり後ろで、中学生くらいの、みだれ 筝独奏と、大学生くらいの、手事 第三楽章 輪舌も聴くことになったのは計算外だった。
結果として、しっかり比較できて、最後の、新砧、青柳は、ただでさえ素人でも圧倒される演奏が、より際立ったと思う。まぁ・・あの子達、あの順番でやったのは、気の毒ではある。

最後の2曲と、途中の古ざらし あたりは非常に充実して楽しめ、それだけでも足を運んだ価値があったと思う。

0 件のコメント: